心のもやもやを和らげてくれるのは、やはり書くことによってだ。だから今日も書く。僕は、現在、マレーシア就職に向けて、転職活動を行っている。なぜマレーシアなのか…それは、年中常夏の東南アジアであり、英語が日常的に話されている国だからだ。僕は冬が好きではない。身体が活動的じゃなくなるし、少し憂鬱な気持ちにもなる。外に出たくもなくなる。だから、温かいところに住みたいのだ。更に、英語に関しては、僕の好きなこと、である。その地に身を置くことによって、イマージョン、英語を日常化したい。つまるところ、マレーシアで働きたいというより、マレーシアに住みたいといったほうが正しい。だから、就職は手段でしか無いのだ。先日、マレーシアのとあるカスタマーサポート職に応募し、電話面接を行った。僕は淡々と面接官からの質問に答えていった。そして本日、エージェンシーより連絡があった。結果は不採用だった。その理由もご丁寧に教えてくれた。それは、「カスタマーサポート職への熱量が感じ取れなかった」とのことだった。熱量…か。それもそうかも知れない。心の底からカスタマーサポート職につきたいわけでもなかった。面接の時も、該社が第一志望ではないことを暗に伝えていた。つまり、いろんな職種に応募して話を聞いてみたい。という旨を伝えていた。それに対し、「複数内定をもらった際はどのように1つに絞るのか」という、やや答えづらい質問も頂いた。正直、そのへんは総合的に判断せざるを得ないだろう。そんなこともあり、熱量が感じ取れなかったと思われたのか。正直なところ、カスタマーサポート職に1ミリも興味がないかというとそんなことはない。特に、バイリンガルポジションには興味がある。仕事を通して、英語で電話やメール対応をこなすことに酔って自分の英語力を底上げできるのではないかという思いがある。その点、日本語のカスタマーサポートにおいては、社内で同僚と話すときぐらいしか、英語を話す機会は無いだろう。だから、日本語でのカスタマーサポート職に対する熱量は足りなかったかもしれない。とはいえ、僕はメンタル疾患を持っている。いきなりバイリンガルポジションとなると、心理的プレッシャーがかなり大きいかもしれないとも思っていた。そういう意味では、まずは日本語で仕事の型に慣れる。そこから始めるのが、ステップとしてはいいのではないか、と思っていた。まあ、ここでどんなに言い訳してもしょうがない。相手から見れば総じて、「熱量が感じ取れなかった」と思われたのだから。確かに、僕はそもそも、仕事に対する熱量はそんなに高くない。というか、熱量って何なのだ。いつも思っているが、本当にやりたい仕事など、無い。いや、あるかもしれないが、少なくとも、求人票の中には存在しない。でも、さしあたり、今持っているスキルを活かして働けそうなところを選ぶしかないではないか。一体全体、世の中の人は、どうやって面接を乗り切っているというのだろう。自分を騙しているのか?仕事に充実感を感じている人が、日本人の5%しかいないというデータも以前見たことがある。しかも、面接の段階では、まだ働いていないからそれが充実しうるものなのかどうかも、わからない。そんな状態で、熱量ってどうやって示せばいいのか。やはり、自分を少し偽るしか無いのか。「自分はこれがやりたい(はず)」なのだ、と。だから面接が嫌いなのだ。僕は、真面目だ。やれと言われたことはやる。丁寧に仕事をする自信がそれなりにある。でも、証明できない。だから、熱量でしか測りようがない。しょうがない。僕が7年前に就活していたときのことを思い出す。学生なんて尚更、熱量しか、判断材料が無い。僕は7社ぐらい受けたものの、結局、熱量のなさが見破られ、というかボロが出てしまい、すべて落とされた。唯一受かったときの面接では、自分をうまく偽ることに成功した。それは背水の陣だった。まわり友人たちが8割型内定が決まっている状態で、僕はもう後がなかったのだ。自分をうまく偽ることに成功した僕は、なんとか内定を勝ち取る。就活のなんと虚しいことか。でも、そうやって選別する他無い。そういう仕組なのだ。もっとも、ITエンジニアともなれば、過去のポートフォリオなんかを共有することで、実力を示しやういということは昨今あるだろう。だから僕も、そっちの方面で勝負したほうがいいのではないかと思うこともある。ただ、かつて働いていたWEB制作会社では、円満退職と行かなかった。代表との軋轢が生じてしまい、うちからこみ上げる怒りとともに、早々にやめてしまった。だから面接で説明しづらい。なんとまあ、ややこしい、いきづらい人生を歩んでしまっているのだろう。もうこの辺で話を終わりにしようか。熱量。熱量のない僕。嘘でもいいから熱量をでっち上げるか。本音ベースで生きるか。本音ベースで生きると、僕は、基本的にどこも受からない気がする。本当にやりたい仕事など無いのだから。自分で事業を作るしか無いとすら思うときもある。ブログとか、英語関連の何か、とか。困ったものだ。さらに、年を重ねるにつれて、この世の中の無常を感じ取ってしまう。新自由主義とか資本主義の負の側面とか、やたら、余計な雑念が入って、自分が「普通に就職する」ということからどんどん遠のいてしまうようだ。熱量がなくてもできる仕事をするしか無いのか、となるとバイトか、まあ、現職をそのまま続けるのでもいいのだが。。ああ、もう一度、自分が何をしたいのかに立ち返らねばならない。やはり、旅行、英語、歌を歌うこと、このあたりが好きだ。やはり英語力をもっと高めたい。となるとやはり英語で仕事をするのが手っ取り早いのだ。となるともはや職種はなんでもいいと言ってもいいかもしれない(ということもない)。そうだ、熱量に関して、一つ奇策がある。それは、英語で面接を受けることだ。英語という言語の性質上、そして僕の英語力に鑑みると、ストレートな物言いになる。ストレートな物言いになるということは、熱量を捏造できる可能性がある。日本語みたいに変に表現力が豊かになってしまうと、僕の心の奥底にある「ホントはそこまで働きたいわけじゃないんだけど」感がにじみ出てしまうし、相手にもどうやら伝わってしまう。でも、英語なら、文字通りのことしか伝わらない。それは一つの作戦としてはありかもしれないと思った。というわけで、今日、不採用連絡をもらって、このように心がざわついてしまったので、ここに本音をぶちまけてみた。熱量について改めて考えさせられた。なんとか乗り越えたい。一社落ちただけで、だいぶ気落ちしてしまった。熱量が原因なら、今後受ける面接も全て熱量が足りないという理由で落とされてしまうかも、、、なんて考えてしまって憂鬱だ。でも自分をうまく偽れない。この苦しみをわかってくれる人はいないのか。多くの人は、自分に熱量があると思い込んでいるだけなのでは無いか、と思ってしまう。僕は考えすぎている。メタ認知しすぎている。だから、「普通に」働くのが困難なのかもしれない。しかしながら、東南アジアに住みたいという気持ちは変わらない。もやもやする。でも、ここに書くことで、少し、また気が楽になったようだ。明日から、ぼちぼち頑張ろう。ときには、少しは、自分を偽ることも、この社会を生き抜いていく上で、やるしかしょうがない。要領よく生きるしか無い。僕はね、会社に入ってしまえば、結構普通にいい人ですよ、与えられた仕事はきちんとこなします。コツコツと努力も惜しまない。ただね、自分を偽ってアピールする、その、現代社会を乗りこなすのに必要な謎スキルを使いこなすのが下手なだけなんです。おんなじことを繰り返し書いている気がするので、もうこの辺にします。ちょっとはスッキリしたかな。抑圧された思いはこのように吐き出しておかないと、いやそうする事によって、心のバランスを上手く取っている気がする。この文章を採用担当に見られたら、こいつはなんてメンドクサそうなやつなんだって思われちゃうね。そうなりそうなときは、消します。とりあえず今は、ネットの海に解き放って置きます。
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