派遣会社のキャリアデザインアドバイザーの親心【転職活動】

僕は現在、日本で、派遣会社に登録し、化学系の研究者としてとある化学メーカーで働いている。

そんな僕がここ数年来目標としているのは、東南アジア移住(マレーシアがいいな)だ。なぜ海外移住したいのか、とか、なぜ今派遣社員なのかとかは、話すと長くなるので、詳しくは語らない。

ともかく、現在マレーシア就職(現地採用)に向けて転職活動を行っている。つい、一週間ぐらい前から本格的にエージェンシーと連絡を取り始めた。

それで、本日、たまたま派遣元とオンライン面談の日だったので、思い切ってこのタイミングで「実は、転職しようと思ってます」という旨をお伝えしたのだ。

面談相手はキャリアデザインアドバイザーという、まあ、うちの派遣会社において、社員のキャリア相談なんかにのってくれる人だ。

彼には、僕がこの派遣会社に入社した当初からお世話になっている。というのも、僕はこの会社に大学時代の友人の紹介で入っており、その友人がかのキャリア担当者と仲がいいのだ。

だから僕にも間接的に、よくしてもらっている(と僕は思っている)。

それでまあ、転職の意志をお伝えし、具体的には、マレーシアでカスタマーサポート職を検討しているという話をした。

すると、次のようなアドバイスをいただいた。

「せっかく、大学時代にやっていた化学の勘を取り戻しつつあるので、5年後10年後のキャリアを考えたときに、食いっぱぐれないように、今のキャリアを活かせる仕事が良いと思いますよ。」

とまあこんな感じである。言いたいことは非常にわかる。これぞ親心というような。僕のことを思って言ってくれているのだということは伝わった。

もちろんそれは結構正論だと思う。せっかく化学系の修士を卒業した上に、現在化学系の研究職に就いているのだから、それを活かしてより条件のいい会社に入った方がいい。それは全く同意する。

しかしながら、マレーシアに移住したい僕にとってその選択肢はありうるだろうか?

もちろん、あればそのような職種に応募したいところだが、マレーシアはBPO天国である。つまりカスタマーサポート職が仕事の割合として非常に多い。

現実的に考えて、マレーシアで化学系の研究職に就くのは難しそうである。(一応、エージェンシーには探してみてもらっているが)

というわけで、キャリア担当の方の言い分はごもっともなのだが、それを軸にしてしまうと、僕が追い求めていた夢(=東南アジア移住、もといマレーシア移住)が実現できない。

僕は、仕事のために生きているのではない。生きるために必要だから仕事をしているのに過ぎない。また、将来くいっぱぐれないようにとのことだが、仕事は、選ばなければいくらでもある。

マレーシアで働けなくなったら、また日本に戻ってきて仕事を探せばよい。僕は少なくとも英語力はある(と思っている)から、化学系の仕事でなくとも、なんとかはなるだろう。

親心として安定して欲しい、キャリアを積んでほしい、出世して欲しいみたいな気持ちはすごく伝わってくるが、僕は彼のために、親のために生きているわけではない。

僕は僕の人生を生きているし、他人に押し付けられた、イマイチ納得のいかない道を選んだら誰が責任を取ってくれるというのだろう。

だからこそ、僕は現時点で最善だと思う選択肢を自ら選び取り、その結果がよかろうが悪かろうが、自分で責任を取って生きていきたいと思う。

生き方に正解はないし、無限にあるともいえる。自分で納得して選んだかどうかそれだけが救いだ。

僕は3年前から海外に行きたくて、でも、コロナや鬱に阻まれ行けず、苦しい期間を過ごした。だから少しでもこの体が浮かばれるように、、、したい。

だから、キャリア担当者さんの気持ちだけはありがたく頂戴し、前に進んでいきたいと思ったのだった。

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