人前で話すのが苦手

久しぶりに日記というか、自分語りというか、胸中の告白というかをしたい。

僕は7月末に晴れてマレーシアの外資系企業に内定を頂き、数年来の夢であった海外移住を成し遂げようとしている。

この文章を書いているのは9月28日。マレーシア渡航日時は10月5日の深夜。

もうすぐだな、と感慨深い気持ちでいる。

でもそれより前にちょっと、ちょっと苦手なことが待っている。

僕は現在、派遣社員としてとある化学メーカーで働いている。そして、明日、金曜日が最終出社日なのだ。

最終出社日と言えば、「最後の挨拶」をしなければならない日だ。

僕は大勢の前で話すのが得意ではない、いや苦手だ。

今回は30人ほどの前で「一言」話さねばならない。まあ、大したことがないと言えば大したことが無いのだが、妙に緊張する。

ここしばらく人前で喋るということをそんなにやってこなかったので、やだなあって思ってしまう。

思い返せば、この職場に配属された2年前も、配属の挨拶みたいなのをさせられた。

その時は結構直前に「あとで、一言だけ挨拶してもらって良いですか?」と上長から依頼され、なんかよくわかんないまま、よくわかんないことをしゃべって終わった。

まあ、そのぐらい急な方が、緊張する余裕がないから逆によかったかもしれない。

僕は昔から人前で喋るのが苦手だ。

特に小学校の時なんかは最悪で、赤面症を患っていた。5人以上人がいるともう緊張して赤くなってしまう。

それでいて、小学生なんかは思ったことをすぐ口にしちゃうもんだから、僕も赤面するたびに「赤くなってるよ」って何度言われたことか。

それが嫌で嫌で仕方なかったというのが僕の小学生時代の主な忘れたい記憶である。

小学生時代は主にスピーチという名の発表が多かったが、中学生以降はプレゼンをする機会が増えた。

相変わらず苦手意識はあったのだが、幸い、プレゼン資料(パワーポイントやポスターなど)が聴衆の視線を僕から奪ってくれる。「見られてる感」が和らぐのだ。

そのおかげで、何とか赤面症は徐々に克服していったのでした。

とはいえ、やはりいまでも何かにつけて緊張しいな性質は残っている。ものすごいドキドキしたり、声がちょっと震えたりなんかは余裕でしてしまう。

周りから、「ああ、この人緊張してはるわ…」って思われるのが嫌なんですよね。

逆に、他人が人前で喋っていて、緊張感が伝わってくると、聴いているこちらまでなんだかドキドキして気まずくなる。

というわけで、明日は人前で喋るというやつを久々にやるのだが、心療内科でもらったドキドキを抑える薬を飲んで挑みたいと思う。

そんなに大したことが無いと頭ではわかりつつも、身体が「いやいや大したことですよ」と拒否しているのがなんとなくわかる。

ちゃっちゃと乗り切って胸をなでおろしたいものである。

ちなみに、今後マレーシアで働くのだが、そこでも大勢に向けた自己紹介チックなものはあるのだろうか?

どんな感じか、体験してみよう。

とりあえずは、明日のジブンよ、何事もなかったかのように乗り切るのだぞ。

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