こんにちはgrandstreamです。
今回は「ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?」という本についてまとめたいと思います!
どんな本?
国連が2012年から行なっている世界幸福度ランキングでは、フィンランドがここ3年連続で第一位になっています。
この本を読めばフィンランド人の幸せの秘訣が垣間見えるかもしれません。
本書の著者はフィンランドの美術史家スサンナ博士と、フィンランドで活躍する文化プロデューサーの迫村氏。
フィンランドについて造詣の深い彼女らが、フィンランドの生活、文化、自然、それから彼女らが生活の上で大切にしている価値観などについて語っています。
全部で合計81項目にまとめられているので、興味のあるところから読むと良いでしょう。
個人的に気になったところ
本書の中で気になったところをまとめてみたいと思います。
「ノニーン!」ってなんぞや
本書のタイトルにもある「ノニーン(no niin)」とは、フィンランドの魔法のコトバ。
特定の意味がなく、いろんなシチュエーションで使えるんだそうです。
本書で紹介されていいる一例を取り上げますね。
・No niin…aloitetaan!
→ さあ、始めましょう!
・No niin…katsokaa mikä sotku
→ おお、なんてこった!
・No niin…kaikki käy parhain päin.
→ 大丈夫、全部うまくいくよ。
うーんなるほど、怒りから愛情からいろいろと使えるみたいですね。
なかなか便利な言葉です。
フィンランドの子育てシステム「ネウボラ」
北欧諸国といえば、福祉が充実していることで知られていますよね。
「ネウボラ」はフィンランド福祉の目玉の一つで、子供が生まれる前から小学校に上がるまでの成長をサポートするシステムとのこと。
その子育て支援の一環で、赤ちゃんが誕生する時に、すべての親にベビーボックスなるものを無料で送るんだそう。
何が入っているかというと
- 小さなハサミ
- オムツ
- 衣服
- 寝袋
などなど、60種類以上の育児に必要なもの。
他にも、定期検診が義務付けられていて、乳幼児死亡率を抑えることにも貢献しているようです。
これなら安心して子育てできそうですね。
教育費が無料
なんとプレスクールから大学院に至るまで、教育費は無料なんですね。
これはすばらしいことだと思います。
一国の存続にとって、教育に力を注ぐのはもっとも大事だと個人的には思ってます。
でも老人目線の日本ではなかなか厳しいですかねー。。
さらにフィンランド教育の特徴として、教育をゆったりした目線でとらえていることが挙げられるそうです。
日本だとエスカレーター式で小学校から大学、さらには就職までレールが引かれています。
自分が何がやりたいのか考える間もなく、社会へ放り出されるわけですね。
一方フィンランドでは高校卒業後一年くらいは、単位に関係ない専門学校に通ったり、旅に出たり、アルバイトしたりして
自分の将来をじっくり考える時間が持てるようです。
こういうギャップイヤー的な期間があるのは羨ましいなと思いますね。
日本のレールから外れたらいけないみたいな脅迫観念は、精神衛生上よくないと思っております。。
無口は美徳
フィンランドでは無口が美徳と考えられているそうです。
言いたいことがなければ無理に言わなくてもいい。
公の場でも、講演などの後で「なにか質問ありますか?」と尋ねても
その場では誰も質問せず、後からこっそり個人的に質問したり、、という感じとのこと。
この辺は日本人と性質が似てますね。
心がざわざわしてくると、森に行く
古来よりフィンランド人にとって森は、喜びのときも悲しみのときも、戦争の最中でも安全な隠れ場所だったとのこと。
彼らにとって森は心を落ち着かせて、インスピレーションや自分自身を取り戻す、
そんな場所だったんですね。
なおフィンランド国土のほとんどが湖と森。
これだけ身近に自然があるといいですね。
静かな湖畔で一日中のんびりしてみたくなりました。
まとめ
さて今回は「ノニーン!フィンランド人はどうして幸せなの?」という本を簡単にご紹介しました。
幸福度No.1の国から学べることは多そうです。
個人的には、フィンランドに行ってみたくなりました。
今回はこの辺にしたいと思います。
ではまた。
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