【非BPO企業】幸福度の高いマレーシア生活【現地採用】

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こんにちは、2023年10月からマレーシアのクアラルンプールに住んでいるおっちゃんです。

今回は、僕のマレーシア生活がいかに充実しているか、記事にしてみようと思います。自己満足になってしまうかもしれませんが、マレーシア移住するとこんな恩恵を受けられるんだとか、こんな生活もあり得るんだな、という実例としてみていただけたらと思います。

仕事について

僕がマレーシアに引っ越してきた当初は、コールセンターに勤めていて大手Eコマースサイトのお客様対応をしていました。正直、この仕事はお客様からのクレーム対応とか、わからないことを聞かれたら結構焦るとか、シフトがランダムで生活リズムがやや乱れがちになるとか、あんまり自分にはあっていないなと思い、約4ヶ月で辞めてしまいました。

でも正直、コールセンターすべてが悪いわけでもないし、慣れれば意外と機械的にできたりもするのでそこは個人差が結構あるかなとも思いました。

それで、今はどんな職場で働いているかというと、世界中に本社がある、某大手IT企業で経理のお仕事をしています。LinkedIn経由で求人を紹介され、縁あって入社することができました。

コールセンターを4ヶ月で辞めた手前、またすぐ辞めちゃうんじゃないか?と疑心暗鬼になられ危うく落とされるところでしたが、一次面接の面接官(直属の上司)に気に入られ猛プッシュしていただけたのが決め手ですね。ちなみに面接はすべて英語でした。なお、仕事では3割英語、7割日本語みたいな比重ですね。

では、今の仕事で「いいな〜」と思っているところを列挙していきましょう。

給料、福利厚生、EPF(年金)

給料

さっそく給与面からいってみましょう。

結論から言うと、僕の給料は月々10,000リンギット(約33万円:2024年8月現在)です。ボーナスはたぶんありません。

マレーシアでの日本人に対する給料は年々上昇傾向のようで、以前勤めていたコールセンターでも月8,500リンギット(28万円)でした。おそらくこのぐらいは貰えると思ってもらっていいでしょう。

医療保険

で、福利厚生ですが、まず会社が加盟?している保険に入ることができます。普通の風邪とかなら全額カバーしてくれます。たしか上限はあったと思いますが、失念しました。

それからありがたかったのが、メンタル疾患も保険対象だということです。僕は不安障害を持っており、抗不安薬が必要となることがあります。今の保険だと、年間6万円ぐらいはカバーしてくれるみたいです。ありがたいですね。

どこまでがカバー範囲かは、会社が加入している保険会社などによって変わってくるので、入社前に要チェックです。

有給休暇

それから、有休についてですが、年間15日あります。これが毎年増えるかどうかはちょっと不明です。コレとは別に、病気休暇というのも15日あります。

日本だと、風邪を引いたときも有休を使わないといけなかったので、こうやって病気専用の休暇があるのはありがたいですね。

EPF(年金)

続いてEPFというマレーシアの年金。マレーシア国民は強制加入ですが、僕ら外国人は任意で加入することができます。給料の12%ぐらいが天引きされ、会社も少し出してくれるようです。利回りはなんと大体5~6%、最低でも2.5%は保証してくれるというありがたさ!

ワーケーション制度

旅好きな僕にとっては、この制度を知ったときは胸が高鳴りました。どうやら1年に一回、約1ヶ月間、好きな場所で働くことができるんだとか!

日本人の同僚と働いている手前、あまり時差がありすぎると厳しいですが、それでもこの制度はありがたい!来年の夏ぐらいに利用して、モンゴルでワーケーションして、最後は少し有休を組み合わせて旅も楽しむ、みたいなのが理想ですね。

マレーシアと日本カレンダーの二重取り

これは会社が用意している制度ではないのですが、個人的にうまみがあると感じている部分です。どういうことかというと、僕はマレーシア本社で採用されているので、マレーシアカレンダーで、つまりマレーシアの祝日(年に10日ぐらいある)に堂々と休むことができます。

そして、仕事では日本人チームや日本のお客様とやり取りすることになります。すると、ラッキーなことに、日本が祝日のときは同僚が皆休みなので、彼らから連絡が来ることは無く、またクライアントから連絡が来ることも稀です。

つまり、日本が祝日のときは、ほとんどやることがないのです。そういういみで、祝日の二重取りをしているような気分なのです!

職場環境

同僚は日本に

続いて職場環境。先程も述べたように僕の勤めている会社は世界中に本社があります。僕は日本語を活かして日本人のお客様(B to B)と仕事をしていることもあり、同僚は皆日本にいます。なのでマレーシア本社にいる日本人は僕だけ笑。

だから普段仕事をするときはSlackとかzoomを用いてやり取りしています。日本の同僚に直接お目にかかったことはまだありません。。

マレーシアオフィスの環境

物理的にオフィスで一緒に仕事をするのはマレーシア人です。中華系が8割ぐらいかなという感じです。でも彼らは別の国(中国、台湾、韓国など)を担当しているので、業務上直接関わることはありません。

僕はこの環境がとても気に入っています。というのも、(ちょっと偏見込みですが)日本のオフィスだと割と静かで、周りに過度に気を使わないような気がするのに対して、マレーシアだとのびのび仕事ができる気がします。近くに上司もいないし、サボっていても告げ口するような人は(きっと)いないはず。。

これは僕個人の問題かもしれませんが、電話しているときに会話の内容を同僚に聞かれるのがなんだか嫌なんですよね。その点、マレーシアでは日本語が理解できる人が近くにいないので堂々と会話できます。

あと、ときどきチームの誰かが誕生日だったりすると、オフィスで急に「はっぴばーすでーとぅーゆー♪」が聞こえてきて、ケーキをおすそ分けして貰えるなんてこともありました。なんとピースフルな職場なんだろう。

ヒマな時間は…

それから、これは声を大にしては言いづらい気もしますが、僕の仕事は月末月初に少し忙しくなるものの(とはいえ残業はしても2時間程度)、それ以外はかなり暇といってもいいでしょう。実質一日3~4時間で仕事が終わっているような気もします。じゃあ暇な時間は何をやっているか?大体ネットサーフィンとかYoutubeやNetflix観たり、kindleで本を読んだり…。

ちなみに言い忘れていましたが、僕の職場では週2日出勤、3日在宅。在宅のときは言わずもがなサボり放題ですが(実際この記事も仕事中に書いている)、オフィスに居るときも結構堂々とサボってます。先程も言いましたが、周りに上司がいない上、僕と一緒に業務をしている人もいないので誰も文句を言ってきません。

他の人もサボっているかどうかはちょっと不明です。そんなにまじまじと他人のPCとかスマホを覗き込んだりしてないので。。でも、お昼休憩で2時間ぐらい帰ってこないとかはよくある気がします。

日本人は真面目過ぎる気がします。やることやってるんだから、サボってもいいじゃないか!ぐらいの気概でいかないと、僕みたいにメンタルが弱めな、クソ真面目な人はしんどくなっちゃいます。そういう意味で、周りに日本人がいないというのは大きなメリットかも知れません。

パントリー

職場のパントリーについてですが、豆から挽くコーヒーマシン、冷蔵庫、電子レンジなどがあります。あとコーラなどの清涼飲料水や、クッキーとかも自由に取っていっていいです。だから僕は毎日コーラを2本持ち帰っています。

コールセンター時代の職場環境

僕の前職、コールセンターの職場環境にも触れておくと、同僚は9割日本人。だから、日本でコールセンターをやっているのとあまり変わらないかもしれません。独特の湿っぽい感じは漂っているかもしれません。

ただし、僕がコールセンターに入って良かったと強く思える唯一のメリットがあります。それは、同じバッチの人達と仲良くなれたことです。僕と同時期に入ったのは僕以外に10人いました。皆、日本を飛び出して心もとない中入社してきます。そこから3~4週間にわたり、同じ環境で研修を受けるわけだから、非常に仲良くなりやすいと思われます。

僕はコールセンターを辞めて半年以上経った今でも、同期の人と未だに遊んでいます。異国の地で日本人の友人がいるというのは非常に心強いです。

もちろん、入社のタイミングによっては同期がほとんどいない…なんてこともありえますから、そこは要チェックです。

住環境

続いて、お待ちかね、マレーシアの住環境です。

今僕が住んでいるコンドミニアムのスペックを以下にまとめてみました。

  • 家賃1400リンギット(4.5万)
  • 水道代20リンギット(600円)
  • 電気代50リンギット(1,500円)
  • コンドミニアムの20階
  • 約25平米
  • WiFi込、100Mbps以上
  • 家具家電付き
  • プール、ジム付き
  • コワーキングルーム、BBQスペースなどあり
  • クアラルンプール市内。最寄りのKTMまで10分

字面を見ているだけでもワクワクしますね!日本で言うところのタワマンにこの値段で住めるのは、とてもありがたいですね。

電気水道代

マレーシアは水が潤沢にあるので、水道代がかなり安いです。先月600円でした。電気代に関しては、在宅のときは毎日クーラーをつけっぱなしにしていますが、それでも月1500円。ちなみにマレーシアの気候は年間を通して25〜33度ぐらい。朝方なんて、クーラーが全くいらないくらい涼しいんです。日本の夏よりは間違いなく涼しいと言えるでしょう。そしてどの部屋にもだいたいシーリングファンという大きな扇風機が天井についていて、これがめちゃくちゃ涼しいんです。

だから、寝るときはクーラーは1時間ぐらい、シーリングファンは4時間ぐらいで切れるように設定しています。人によっては寒くて長袖を着て寝ている人もいるぐらいです。

家具家電付き

マレーシア(や他の東南アジアの多く)では、部屋を借りるときに家具家電が最初からついている物件が多いです。これは、特段インテリアにこだわりがない僕にとってはかなりありがたいことです。電子レンジなんて温められればいいし、エアコンや冷蔵庫も冷やせれば良いんです。

そんなことよりも、最低限の服とかがあればもうその日からいきなり住むことができたり、気軽に引っ越しできる方がありがたい。日本にいたときに3回ぐらい引っ越しましたが、そのたびに家具家電買い替えていたのはめんどくさいし、馬鹿らしいとさえ思えます。退去するたびに処分していたら、モノがもったいないような気がします。

プール、ジム付き

我々日本人が住むようないわゆるコンドミニアムには大体、ジムやプールがついていて、住人なら使い放題です。これは心底ありがたいことで、同じ建物内にこういった設備があるので、行くのが億劫じゃないというか。汗をかいてもすぐに自分の部屋に戻ってシャワーを浴びれますし。適度な運動が心身の健康を保つのに重要なことは言わずもがなです。エンドルフィンやセロトニンなど、幸せ物質が出る上、夜の寝付きも良くなります。というわけで、僕は2日に1回以上はプールかジムで体を動かしています。


↑これは僕のコンドミニアムではないけど、こういうプールが付いていたりする。

コンドミニアムの20階

タワマンに住むのは、日本ではコスパが悪いという話も耳にしますが、少なくとも僕はそのように感じたことはあまりありません。もちろん、ちょっとした買い出しのときに、近所のスーパーに行くのに一苦労。。というところは否定できませんが。それよりも、窓から眺めるクアラルンプールの夜景が美しくて、うっとりすることもしばしば。日本で家賃4万円ではタコ部屋にしか住めませんが、こちらでは同じ家賃でも恐ろしく良い物件に住めます。


↑以前住んでいたコンドミニアムの寝室からの夜景

日本人がKLに住むときの家賃相場

コンドミニアムの一人部屋(こちらではスタジオタイプと呼ぶ)に住みたければ1,300〜2,000リンギット(4〜6万円)位を見ておくと良いと思います。

他の人達とキッチンやシャワーをシェアする、いわゆるシェアユニット(ただし寝室だけはプライベート)であれば、500リンギ(1.5万)ぐらいから住むこともできます。

僕も以前、家賃3万円のシェアユニットに住んでいましたが、やはり同居人がいるとちょっと気を遣ってしまいます。その意味で、少し家賃は上がりましたが、一人部屋に引っ越して正解だったなと思います。ここの価値観は人それぞれなので、自分にあった物件を選びましょう。

趣味

マレーシアの近くにはタイ、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ラオス、スリランカ、インドなどたくさんの国があります。飛行機で2~4時間ぐらいで気軽に旅行できるのは、旅好きの僕にとっては好都合です。

近々、香港やインドへ旅行してみようとも思っています。

日本にいたときのほうが良かったなと唯一思うのは、派遣社員として働いていたときに長期連休が取りやすかったことです。10連休、あるいはそれ以上取ることもできたので遠くの国に旅行しやすかったですね。

今の仕事では、さすがに10連休は厳しいので(せいぜい5連休ぐらい?)、遠くに旅行に行くのはちょっと難しいかな?と思ってます。

食事について

僕は基本的に、自炊しています。例外として、週2回出社するときは外食しています。

マレーシアには主に中華系、マレー系、インド系の人たちが住んでいることもあり、多種多様な国の料理が味わえます。ただ、マレー料理、とくにナシレマという料理は人を選ぶようですが笑。

もちろん、日本食料理も結構あります。値段は日本と同じぐらいですね。味のクオリティはまあまあいけます。でも僕はやや味盲なので信用しすぎないように!

ローカルフードなら一食300円〜450円ぐらいで食べられます。そうそう、すき家の牛丼もMサイズが330円で食べられる上に、味は日本と変わりません!

僕はもちろんローカルフードも食べますが、それだと野菜不足になりがちなので、スーパーで野菜やフルーツを買って補っています。ちなみに南国ということもあってフルーツはかなり安くて週類も豊富なんです。マンゴーも一つ100円ぐらいで買えます。

最近はスーパーなどに売っている、食べたことのないフルーツを片っ端から食べるのにハマっています、、。

マレーシア移住、唯一の課題?

個人的に、マレーシアに越してきて、今後課題になるかもしれないと危惧していることが一つあります。それは「孤独」の問題です。

今現在、僕はコールセンター時代の友人とよく遊んでいるので、それほど寂しさは感じませんが、、今後おそらく多くの同期たちは日本に帰るという選択をする可能性が高いです。というのも、高ストレスあるいは単調なコールセンターで長く勤める人は稀だからです。実際僕の友人も何人かは、辞めることを考えているようです。

価値観の近い、仲のいい友人が日本に帰ってしまうのは寂しいところです。友人がいないわけではありません、マレーシア人の友達も一応います。しかしながら、日本語で会話できる友人がいる安心感はかけがえがないと感じます。

このあたりは、恋人を作ることで解消されるのか、はたまた…。模索中であります。

マレーシア移住のアドバイス

最後に、これはやっておいたほうがいい、と胸を張って言えることが一つあります。

それは英語学習です。TOEIC700点以上取っておいたり、留学経験があるなり…つまり英語が喋れる、英語力が一定程度あることを履歴書にかけるような何かがあるといいと思います。

日本語しか喋れないと、基本的には日本語対応のカスタマーサポート職に就くことになり、せっかくマレーシアに来ても、同僚は皆日本人となり、日本で働いているのとあんまり変わらなくなってしまいます。

英語ができれば、更に可能性が広がります。ぺらんぺらんである必要はないのですが、面接で英語の受け答えがそれなりにできるレベルにはしておきたいところですね。

そして、ぜひLinkedInを活用して、プロフィールを充実させましょう。毎日のように(は言いすぎかもしれないが)マレーシアの転職エージェントから求人の連絡が入ります。あるいは僕の場合のように、企業から直接オファーがあることも稀にあります。

そういえば、誰かが昔ツイッターで海外就職に際してホワイトな会社の条件として、「日本人が少なければ少ないほどホワイト」と言っているのをみかけたことがあります。

僕は1つのサンプルにすぎませんが、まさにこれに当てはまっています。

まとめ

というわけで、僕が日々幸せを噛み締めているマレーシア生活の実態について詳しくまとめてみました。

もっと詳しく話を聞いてみたいという方はいつでもDMお待ちしております。

@tifayalen

では。

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