理系大学院卒が営業職を辞めた理由とは【営業のしんどいところ6選】

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こんにちはgrandstreamです。

今回は、かつて営業職として働いたことのある僕が、過去を振り返りつつ、なぜ営業職を辞めようと思ったのかを綴ってみたいと思います。

就活に苦しんだ大学院時代

そもそも僕はゴリゴリの理系でして、大学時代は有機合成なんかをやっていました。

僕の行っていた大学では、確か、理系の7割以上が大学院に進学するとのことで、取り立てて学部卒で就職したい理由もなかった僕は、まわりに流されるがまま大学院に進学。

そのまま2年間、大学院(研究室)で研究を続けることになりました。

そして大学二年の春、いよいよ就職活動が始まりました。

この就活とやらが大の苦手でした。

内心そんなに行きたいとも思っていない会社にこびへつらい、「御社の理念に共感し…云々」などとのたまう嘘つき合戦はほんとにしんどかったです。

油断すると、自分の本音がポロリと漏れて、面接に落とされる、なんてこともありました。

そんな感じで、面接がドへたくそだったわけです。

結局、自分が応募したところは全落ち。といっても5社程度しか受けていなかったですが。。

で、受かったのは、大学の就活担当の先生から紹介してもらった環境系の会社でした。

理系大学院卒なのに営業職

さて、そんな感じで入った会社には、総合職採用といった形で入社しました。

環境系の会社ということもあり、技術部、分析部などがあり、理系である自分も当然そのへんの部署に配属になるだろうな、と思っていました。

ところがどっこい、まさかの「営業」

面接で、よっぽど営業向きの印象を持たれたんでしょうか….笑?

その辞令にびっくりしつつも、まあ、何事も経験だよなという心持ちで、営業職として社会人生活を始めたのでした。

べらぼうにしんどかった営業職

なんやかんやで2年半務めた営業職ですが、結論から言うとほんとにしんどかったです。自分には合っていませんでした。。

何がしんどかったのか?自己分析してみました。

  1. 答えのない問題に対するコンサル
  2. アクの強い技術社員とのやり取り
  3. 電話
  4. 顧客との交渉
  5. 上席との会話
  6. 気を使う接待

1. 答えのない問題に対するコンサル

当時僕がやっていたのは、営業と言っても自社の製品を売るのではなく、顧客の悩みに応じてコンサルしながら、問題解決に導いていく、といったサービスを提供することでした。

そのため、法律に関する知識、業界に対する経験がかなり重視されるような仕事でした。

経験の浅かった僕にとっては、顧客の悩みに応じて当意即妙に返答できることも少なく、何度も何度もクセの強い技術職員に相談にいっては回答するということを繰り返していました。

また法律がやや難しいので、技術職員からの助言を完全に噛み砕くこともできておらず、顧客からの質問に対して、芯を食った回答がなかなかできませんでした

このように、顧客と技術職員の間に挟まれながら、苦悶する日々が続いていたわけですね。

2.アクの強い技術職員とのやり取り

今も述べましたが、顧客とのコンサルには、技術職員の助言が必須になってきます。

業務内容が難しいのに加え、僕の所属していた職場の技術社員は非常にアクの強いメンバーが多く、とにかく話しかけづらい!って感じでした。

話しかけても、顧客の意図が汲み取りきれていないこともあり、「え、なに、どういうこと?」「そんなんじゃわからん」などどぶっきらぼうな返答をされることもしばしば…。

もうちょっと優しく接してくれればよかったんですが、そんなつっけんどんな話し方されたら、センシティブな僕はダメージ受けます。。

まあ、その技術社員も悪い人ではないんですけどね…。そういう、ややぶっきらぼうな話し方をする人が多かったというわけです。

3.電話

電話も嫌いでしたね…。特に嫌なのが、社内がシーンとしているときに自分だけ電話しているようなシチュエーション。会話内容を聞かれたくないんですよね、なんだか。自意識過剰なのかもしれませんが。

だから顧客から電話がかかってきたときは、すぐにオフィスから飛び出して、外で電話するというのをよくやっていました。

4. 顧客との交渉

営業をやっているとよくあることですが、見積もりを出したあとに価格交渉のネゴが入ったり、あるいは何かしらの、やや無茶な要求をされることがあります。

僕が一人で決定できることなら良いのですが、大体は上司や他の技術職員との「調整」が必要になってきます。

その調整がしんどいんですよね

大抵は顧客からの要求にやすやすと、良いですよーなんていえることは少ないです。価格交渉で言えば、顧客からの要求に対し、少しだけ譲歩するという感じでしょうか。「値下げしますけど、これだけの値引きで勘弁してください…。」的な。

顧客からの要求に対し、「無理です」っていうのってすごいストレスなんです。。顧客はこうしたい、でも社内的にはそれは認められない、という状況で板挟みになるのは営業です。

その板挟みが本当にしんどいんです。

5. 上席との会話

僕が経験した仕事柄、やり取りするのは会社の上の立場の人というケースが非常に多かったです。部長とか、役員とか、職長とか、場合によっては社長とか。

シンプルに緊張します。

特に誰もが知っている大企業の、そこそこの地位の方と電話するときはほんとにビビっちゃいます。事前に言いたいことをしっかりまとめて、意を決して電話してましたね、毎回。

その一回一回がしんどいんですよね。

会社のおえらいさんも会社の外に出ればただのおっさん、人間なんですが…。そうだとわかっていても緊張してしまうのはどうしようもないです。

6. 気を使う接待

あとは営業につきものの接待。何度か参加させてもらいましたが、気を使うばかりで何が楽しいのかさっぱりわかりません。もはや儀式です。

食事の後は、スナックorラウンジのようなところでお姉さんと会話します。ほんとに意味わかりませんでした。

かくして営業を辞めた

上述したような理由が重なり、心底営業が向いていないことを悟りました。

もうやってられない…と。

どう考えてもこのままその会社で営業としてキャリアを歩んでいくことは考えられなかったです。

営業→他部署への移動も考えましたが、会社に2年半もいるとその会社の悪いところがどんどん見えてきちゃうんですよね。

あと、会社を辞めた別の理由としては、海外就職したかったことが挙げられます。

大学の卒業旅行で海外の楽しさを味わって以来、いつか海外に行きたいという思いが日に日に増していました。

「営業がしんどすぎた+海外に行きたかった」

この2点が重なり、退職を決意したわけですね。

その後、フィリピン留学へ行く運びとなります。

最後に

さて今回は、僕が一社目に就職した会社を何故やめたのか、また営業のしんどかったことについて書いてみました。

理系大学院卒なので、営業以外の部署(技術系、分析系)に配属されていた可能性は大いにあります。もしそうなっていたら、また違ったキャリアを歩んでいたかもしれませんね。

人生ほんとに何が起こるかわからんなーと思った次第でした。

本記事を読んで共感してくださったら是非コメントしてもらえたら嬉しいです。

それでは。

 

コメント

  1. […] 理系大学院卒が営業職を辞めた理由とは【営業のしんどいところ6選】 […]

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