フィリピン・バギオ留学⑨ IELTSコースについて【WALES】

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こんにちはgrandstreamです。

現在バギオにある語学学校WALESさんに来ており、3ヶ月目に突入いたしました。

この2ヶ月間はビジネスESLコースを受講していましたが、3ヶ月目の現在は、IELTSコースを受講しています。

そこで今回は、IELTSコースを1週間受けてみての所感と、授業内容について簡単にまとめたいと思います。

IELTS コースの授業内容

IELTSコースでは次の7科目があります。

  • Writing1
  • Writing2
  • Listening
  • Speaking
  • Reading
  • Discussion
  • Grammar

では一つずつ、内容を見ていきましょう。

Writing 1

この授業では、IELTS テストのwritingパートのうち、タスク1(図や表などを見て、その特徴について述べる問題)の対策を行います。

実際に練習問題を授業時間内に解いて先生に添削してもらいます。

最低word数(150words)を満たすことはもちろん、文の構造、パラフレージング(言い換え表現)、適切かつ高度な語彙力がハイスコアのポイントとなってきます。

実際の試験問題を何度も解いて形式に慣れることが非常に重要だと感じます。

Writing 2

こちらではタスク2の対策を行います。

タスク2では、課題に対する自分の考えとその理由を答える問題です。

対策といっても、今のところ先生とよもやま話をしているだけですが。

例えば宗教の話、タバコの健康被害の話、先生が胃潰瘍になった話、地球温暖化の話などなど。

タスク2では与えられた課題について自分の意見を述べる必要がありますから、世のいろんな事象について広い見識と、自分なりの意見を持っておく必要があります。

その意味において、先生とのよもやま話は、自分の思考を整理したり見識を広めるのに効果があるのではないかと思います。

ちなみにこの授業の先生はこの学校の先生の中でも一番と言っていいくらい、かなり深い思考と知識を持っている様に感じます。

見た目や話し方からもひしひしと伝わってきます。

Listening

この授業では、リスニングパートの練習問題を使いながら試験対策をしていきます。

私の先生は、単に解いて答え合わせするだけでなく追加で生徒が間違いやすいポイントを重点的にテストしてくれるなど、生徒のことをよく考えてくれていてとても良いです。

Speaking

この授業でもスピーキングの練習問題を使って対策を行います。

IELTSのスピーキングパートは3つのタスクに分かれており、タスク1では自分のことや家族のことなど身の回りのことについて主に質問されます。

タスク2ではあるトピックについて、自分の考えや経験について2分間一方的に話すというものです。

タスク3では、タスク2に関連した話題について試験管とディスカッションを行います。

授業内では、タスク1、2、3を各日にちに分けて一つ一つ対策していきます。

IELTSのスピーキングテストと同じ様に取り組むことで、半ば強制的に話す必要がありますのでスピーキング力アップにはかなり効果的なのではないかと思っています。

Reading

Readingの練習問題を使って対策を行います。

実際の試験では、アカデミックIELTSの場合、3つの長文問題が出題され60分で40問回答する必要があります。

すなわち1問あたり20分を目安に解く必要があります。

したがって授業内でも、20分の時間を測って1つの長文問題を解き、答えあわせと解説後次の長文を解くという風に進めています。

Discussion(グループ授業)

こちらの授業では主にライティングのタスク2を主に想定し、様々なテーマについてディスカッションを行います。

今週取り上げた主なテーマは、死刑制度などの罪と罰に関する内容でした。

なかなか難しい内容ですが、あまり深く考えたことがなかったので自分の考えを見つめ直すいい機会になりました。

Grammar(グループ授業)

この授業ではごく普通の文法の授業です。

今週は一般動詞、進行形について学習しました。

基本的にテキストに沿って先生がはじめに解説を行い、そのあと問題を解いて理解度のチェックを行います。

この授業の先生は特に陽気なので普通に楽しいです。

以上全部で7コマの授業となります。

まとめ&気づいたこと

私がIELTS を受講することにしたのは、将来IELTSを受ける必要があるからではなく、ただ単に試験勉強を通して英語力のアップを図りたかったからです。

IELTSの試験はどのパートも全体的にレベルが高いのでうまく利用すれば、結果的に自分の英語力向上にも繋がると思っています。

少し脱線しますが、1週間IELTSを受講してみて少し気づいたのは、英語が以前より喋れる様になったと実感したということです。

その理由は大まかに2つあると考えています。

一つ目はこの2ヶ月間のインプットの成果、そしてもう一つは自分の意見を述べる機会が増えたということです。

一つずつ詳しく見ていきましょう。

2ヶ月間のインプットの成果

具体的に何をやったかというと、「英会話をする中で英語で言いたいけど何と言っていいか分からない表現」をその都度調べていたということです。

会話のたびに新しく覚えた表現を使う様にすることで、自分が使いこなせる表現を増やしていきました。

自分の意見を述べる機会が増えた

もう一つが意外に重要なポイントだと思ったのですが、冒頭にも述べた様に、最初の2ヶ月間はビジネスコースを受講していました。

そのカリキュラムには、自分の意見を述べさせる様な教科はこれと言ってありません。

基本的にどの教科も講義の様な形で、先生の話を聞く時間が圧倒的に長いです。

したがって、自分が例え英会話力があったとしてもそれを実感する機会が少なかったとも捉えられます。

その点、IELTSコースでは、スピーキング、ディスカッションの授業がありますし、ライティングの授業でも様々な話題について先生と議論することが多いです。

その為、自分が発言する回数が必然的に多くなり自分のスピーキング力の改善に気づくことができたというわけです。

ついでに、自分の興味のある話題であればなおさらたくさん話せます。

考えてみればそれは日本語でも同じことなんですけどね。

こういうわけで、ビジネスESLコースはあまりスピーキングには向いていないことに気づきました。

ちなみに日常会話のESLコースもあるのですが、こちらはデフォルトでスピーキングやディスカッションがある上、教科のチェンジもできるのでスピーキングの授業を増やすこともできます。(ビジネスESLコースの場合、教科の変更は一切できません。)

このことは実際にコースを受けてみるまで分からなかったことですね。

当初はどのコースもスピーキング力アップの点においてそんなに変わらないだろうと思っていました。

しかしやはり、世の中の一般的な話題について半ば強制的に自分の意見を述べる機会がある、というのはスピーキング力アップにおいて重要なファクターですね。

マンツーマン授業だから話せる様になるということではなく教科の中身もじっくりみるべきです。

長くなりましたが今回はこの辺りで終わりにします。

ではまた。

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